『ご自身の歯で暮らすために』
「自分自身の歯」で皆さまの健康の維持増進を目指して
従来、人の歯は抜歯になればご自身の残りの歯を支台にして、ブリッジあるいは義歯(入れ歯)にして生活せざるを得ませんでしたが、近年インプラント治療の成績が安定してきたことにより治療の選択肢を増やすことが可能になりました。
しかし、あくまでも代替え治療であって、皆様自身の天然の歯でないことには変わりはありません。
「抜歯する時期を遅らせたい、抜歯本数を減らしたい、自分の歯で暮らしたい」という皆様の希望を叶えるのが歯科医師の仕事です。
単純な費用対効果にとどまらず自分自身の歯で皆様の健康の維持増進を目指しています。
歯内療法専門医
平川 陽基(Hirakawa Yoki)
ペンシルバニア大学
Microscopic Training Course in Surgical Endodontics修了
<所属>
PENN ENDO STUDY CLUB IN JAPAN
AAE(American Association of Endodontics)
日本歯内療法学会 専門医
大阪歯科大学大学院 歯内治療学専攻 歯学博士(Ph.D.)
このような方におすすめ
根の治療をしている方や、痛みが長引いている方は是非ご相談ください。
歯内療法・根管治療とは
歯内療法とは、歯の根の中の管(根管)に関した治療で抜歯することなく歯を長生きさせることができます
おおまかに「歯の内部の治療」のことをいい、むし歯(う蝕)の治療をして、セメントなどを詰めることも含まれますが、一般的には歯の根の中の管(根管)に関した治療を、歯内療法と呼んでいます。
歯の中には、俗にシンケイと呼ばれている「歯髄」という柔らかい組織があって、根の先であごの骨の神経や血管とつながっています。この歯髄が、虫歯や外傷で最近の感性を受けた場合には、ひどく痛んだり歯肉が腫れたりします。
このような時に、もしその歯を救い、さらに長い間機能させたいと思うならば、歯髄の一部や全部を除去して歯を残すような治療をしなければなりません。そこで歯内療法を行うことになります。
一般に歯の神経の治療と言われる根管内の処置なので。根管治療(こんかんちりょう)を行います。歯を保存したいという気持ちと、そのための良い方法を探求し続ける努力から生まれた「歯内療法(根管治療)」により、歯をさらに長生きさせることができます。
歯内療法の3つの分類
歯髄温存療法(歯の神経を残す治療)
いわゆる深い虫歯で治療前に「もしかしたら神経を取ることになるかもしれません」などと説明を受けたことがあるでしょうか?
深い虫歯でも、もし今まで痛みの経験がなく、冷たいものや暑いものでもし見ることがあっても一瞬で追わまる場合、高い確率で神経を残すことができるかもしれません。
根管治療(歯の神経管の治療)
歯の内部(根管内)に細菌が感染した場合は根管内を洗浄し薬を詰めることにより高い確率で葉の保存ができますよく、「治療したのに治らない…」という話を聞かれたことはありませんか?実際の根管は非常に複雑な形をしており。原因である最近を可能な限り除去しなければならないという難しい治療になります。むし歯などで、歯髄(神経)にまで細菌が侵入した場合、早い段階で室の高い根管治療と修復治療(かぶせもの)を受けることで、再発する可能性を非常に低くする事ができます。
治療は、根管の中から歯の歯髄(神経)や細菌、古い充填材料(以前に治療をされた葉の場合)を細い針上の器具とマイクロスコープを使用して慎重に、丁寧に除去します。
外科的な歯内療法(通常の根管治療では回復が難しい場合の外科的な治療)
上記のいずれかの方法によっても症状が改善しない場合、外科的なアプローチにより根の先から特殊なセメントでふさぎ、根管系(歯の根の管)への細菌の遮断を計ることにより歯を高い確率で残すことができます。
歯内療法・根管治療を行うためのラバーダムの重要性
病気になっている歯は細菌の感染があり!
無菌的な環境で治療を行うことが重要です。
虫歯や根の病変は、細菌感染であることが分かっています。2010年AAE(米国歯内療法学会)のガイドラインには次ように書かれています。
「ラバーダム防湿は、非外科的歯内療法において必須です。歯内療法の重要な目的が根管の消毒であるので、細菌が根管治療中に混入するリスクを軽減するべきです。また術野確保でき、異物混入や機材の誤飲を防ぐことができます。」
このようにラバーダム防湿の重要性は世界基準ですが、日本では中々出来ていないのが実情です。
無菌で精度の高い治療、かつらぎ歯科(奈良県上牧町)の特徴
臨床診断・意志決定
「The key of effective treatment is accurate diagnosis.」(最も有効な治療は、正確な診断である。)
歯内療法の目的は、「根尖性歯周炎の予防と治療」です。
そのためには、第1にその主訴に対して原因の「診断と意志決定」が、科学的な根拠や学会のガイドラインに基づいて行われているべきです。
当院では、
① 臨床診断・意志決定
② 基本コンセプトの厳守(特に無菌的環境下での治療)
③ 歯内療法のテクニック
④ 外科的歯内療法
の順番での診療が重要で、まず最初に可能かどうかを患者様にご説明させていただいております。
根管治療の症例のご紹介
以下は、東大阪市在住 40代 男性の症例になります。
- 部位
- 下顎右側第2大臼歯
- 症状
- 1ヶ月前から冷たいものがしみるようになり、徐々に痛みが増し、我慢が出来なくなってご来院されました。
- 治療回数
- 2回
- 治療について
- 奥歯の3根管の症例です。根管が細く、複雑でしたが、1回目の根管治療と貼薬で痛みが治まり、スムーズに充填できた症例です。
症例・体験談
症例・体験談一覧をみる歯内療法・根管治療の治療費用
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お口の中のお悩みに、院長が丁寧にご説明します。
不安で治療に踏み出せない方、長くお悩みのある方や、ご興味・関心のある方、
もちろん私とゆっくりご相談されたいという通院中の患者様も、ぜひこの相談会をご利用ください。