インビザラインとは
インビザラインは、矯正治療の本場アメリカのアラインテクノロジー社で開発された、ソフトで透明なマウスピース型の装置です。
までに、世界で120万人以上の方(日本国内の症例を含む)が利用されています。
インビザラインの特徴
1.通院回数が少ない
ご自宅で、二週間ごとにマウスピースを交換していただきながら徐々に歯を動かしていきますので、通院回数が少なくて済みます。
2.取り外し式で清潔
インビザラインは、お食事の時や歯磨きに取り外していただきますので、衛生的です。取り外し式ですので、マウスピースも清潔に保つことができます。
3.普段と同じ食事ができる
インビザラインは取り外すこができますので、お好きなものを我慢されることなく、普段通りお召しあがりいただけます。
4.金属アレルギーに対応
インビザラインは、金属を使わない矯正装置ですので、金属アレルギーの方がご安心してお使いいただける装置です。
装置が透明ですので、周りの目を気にせず矯正治療を続けることができます。
5.11歳〜13歳から適応
第二大臼歯が完全に萌出していれば、(およそ11歳~13歳頃)ご使用いただけます。オプションになりますが、10代の患者様のお口の状態を考慮するプランもございます。
こんな方にオススメです
- 前歯が下の歯と噛み合わない場合
- 奥歯の歯がすれ違っている場合(かみ合わせも治していきましょう)
- あごの幅が極端に狭い場合
- 部分的に歯が無く、隙間があいている場合
- 以前矯正治療をしていて後戻りしてしまった場合
インビザラインのメリット・デメリット
メリット
- 矯正治療後に後戻りした方も治療できる
- 取り外しができ清潔
- 金属アレルギーの心配がない
- 痛みや違和感が少ない
- 透明で見た目への違和感が少なく、目立ちません
- 歯の動きをシミュレーション動画で確認でき、美しくなっていくイメージがつかみやすく、治療を楽しむことができます
デメリット
- 歯の重なり具合が強い方や、八重歯の位置によっては難しい場合があります
- 顎(骨格)からの症状には適していません
- 症状によってワイヤー矯正の方が向いている方があります
- ご自身で装着していただくため、外したままにされる場合があります
治療の流れ
1.無料相談会、または初診カウンセリング

お口の中のお悩みを詳しくお聞きし、患者様に適した治療方針の概要と治療時期、治療期間、費用などについてご説明いたします。
インビザラインなどで治療をおこなった場合と、一般的なワイヤーによる歯列矯正との違いや、メリット・デメリットなどについてもご説明いたします。
お時間の目安
無料相談会では、ゆっくりお時間をおとりしておりますので、患者様がより良い治療をご選択頂けるよう、院長が詳しくお話いたします。一組一時間程度、一日5組限定です。
無料相談会をご利用されない場合は、一般診療時のカウンセリングでご相談ください。担当スタッフからご説明しております。
お気軽にお尋ねくださいませ。
2.精密検査

治療計画を立てる際に必要な各種検査を行います。
- 口腔内写真撮影
- 顔面写真撮影
- 上下顎印象採得
- 上顎が頭蓋骨に対してどの位置にあるかを記録
- 頭部X線規格写真撮影
- 顎関節X線写真撮影
- CT画像診断(必要な人のみ)
正確な診査・診断を行うため、各検査結果を総合的に判断し、治療計画を立てており、患者様へご説明するまでに、およそ2週間~3週間程度のお時間を頂戴しております。
3.治療計画・治療期間のご説明

精密検査の結果から、総合的に判断された治療計画をご説明いたします。
具体的に使用する装置・治療期間が決定しますので、この時点で治療費用も確定致します。
実際に治療をする準備を始めるため、インビザラインまたは一般的なワイヤー矯正などを比べていただき、この段階でご選択と最終決定いたします。
当医院では、様々な装置がある中で患者様のご希望と症状をバランスよく考え、最適な治療方法をご提案しております。
ご説明のなかで、ご不明な点ごございましたら、何でもお聞きくださいませ。
4.アライナー(マウスピース)の作成



治療計画、治療プログラムが決定しましたら、患者様の同意のもと、アライナー(マウスピース)の作成承認を行います。
治療プログラムの承認から装置が完成するまで約6週間です。
5.インビザライン治療の開始

マウスピースの使用方法と注意事項をご説明いたします。
必要な方には、マウスピースに一時的にゴムをかけたり(奥歯の調整等)、歯の動きを助けるため、歯と同じ色のアタッチメントをつけたり、歯のサイズ調整(=IPR:歯に影響の出ないほんの少し歯を削る)を行います。
アライナーの脱着方法を練習していただき、次回のご来院までのアライナー(マウスピース)をお渡しいたします。1回のお渡しは、2~3ヶ月分です。
所要時間は、約60分程度です。
6.全ての装置終了後、咬みあわせチェック
最後のインビザラインの装着が終了しましたら、医院にお越しいただき、矯正認定医による最終の咬みあわせの点検を致します。
認定医による診査内容
- 計画どおりに歯が動いているかを確認します。
- 治療後のレントゲン撮影、口腔内写真を撮影します。
- 咬み合わせの確認と調整を行います。
インビザライン終了後、問題がなければ、アライナー(マウスピース)による治療は終了します。
次回からメインテナンスに移行し、歯の後戻りを防ぐために、歯並びを保持するためのリテーナーを作製し、担当医の指示に従って装着します。
さらに歯を動かす必要のある方は、アライナー(マウスピース)を製作するための型取りを行います。
7.保定期間・メインテナンス

歯並びの保定期間に移行します。保定期間では、整った歯並び咬みあわせが元に戻らないように、固定する期間です。
何もしなければ、年月によって歯並びがガタガタになってしまいます。
美しい歯並びを自足させるために、保定装置は大変重要です。
3~6ヶ月ごとに一度、歯並びの確認とメインテナンスに通院していただきます。
メインテナンス時に特に問題が無ければ、保定装置(リテーナー)の装着を続けていただきます。
8.治療終了・口腔環境を守る定期健診へ

長い間、お疲れ様でした。
保定期間が終われば、矯正治療は終了します。今後の豊かな人生をスタッフ一同応援しております!
これからは、整った歯並びと噛みあわせを、さらに長く維持するために、歯を失わないよう定期健診をお受けください。
一生整った美しい歯を保つためにも、私たちスタッフと共に、歯周病・虫歯の予防に積極的に取り組んでいきましょう。