インプラントがダメになる3つの原因と長持ちさせるポイント Katsuragi Dental Clinic

インプラントがダメになる主な原因

 

原因1: 口腔衛生の不良

口腔衛生の不良

インプラントがダメになる原因として、最も多いのが口腔衛生の不良です。インプラントは人工物であり、虫歯にはならないものの、歯周組織が健康でなければしっかりと支えられなくなります。不十分な歯磨きやセルフケアが欠如していると、歯周病に似た「インプラント周囲炎」が発生してしまい、最終的にインプラントが抜け落ちることもあります。

インプラントを長持ちさせるためには、毎日の丁寧なケアに加え、定期的なメンテナンスを行い、口腔内を清潔に保つことが大切です。

原因2: 噛み合わせの不適合

咬み合わせの不適合

噛み合わせが不適切である場合、インプラントに過剰な負担がかかり、強度の低下や破損につながることがあります。本来インプラントは周囲の歯とバランス良く力を分散させる役割を担っているため、噛み合わせに問題があると、頑丈なインプラントであっても寿命を縮める原因となってしまいます。治療の際には歯科医師による噛み合わせの調整や、装着後の管理が非常に重要です。

原因3: 喫煙や不適切な生活習慣

喫煙や不適切な生活習慣

喫煙はインプラントがダメになる大きな要因の一つです。煙草に含まれる有害物質は血行を悪化させ、歯茎の健康を損ない歯肉炎や歯周病を悪化させます。それにより、インプラント周囲の組織の回復力が低下し、感染や炎症が起きやすくなります。また、栄養の偏った食生活や睡眠不足もインプラントの寿命を縮める原因となり得ます。インプラントを長持ちさせるためには、禁煙や生活習慣の見直しが欠かせません。

 

インプラント周囲炎について

インプラント周囲炎の症状とは

インプラント周囲炎は、インプラントを支える周囲の組織が炎症を起こす状態を指し、インプラントの表面に付着したプラーク(歯垢)が原因で起こります。この症状には、歯茎の腫れや出血、インプラント周辺の痛み、さらには膿が出るといった明らかなサインがあります。進行すると歯肉や歯槽骨の破壊が徐々に進んで、インプラントが不安定になり、最悪は脱落することがあります。早期に対処することが重要です。

 

インプラント周囲炎が引き起こす問題

インプラント周囲炎を放置すると、炎症がさらに進行し、インプラントを支えている骨が徐々に失われていきます。これにより、インプラントがダメになる原因となり、最悪の場合、インプラントの再治療や取り外しが必要になることもあります。特に高額な治療であるため、こうしたトラブルを未然に防ぐことが大切です。

 

インプラント周囲炎を予防するための日常ケア

インプラント周囲炎の予防には、日々の口腔ケアが欠かせません。歯ブラシに加え、デンタルフロスや歯間ブラシを用いることで、インプラント周辺の清掃を徹底しましょう。また、定期的な歯科検診を受けることで、早期発見・早期対処が可能になり、インプラントの寿命を延ばすことができます。禁煙も周囲炎予防に効果的であり、インプラントを長持ちさせるために重要な生活習慣改善の一環です。

 

インプラントを長持ちさせるためのポイント

ポイント1: 定期的なメンテナンスの重要性

定期的なメンテナンス

インプラントを長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。インプラントは天然の歯と異なり、虫歯にはなりませんが、インプラント周囲炎という歯周病のような病気が発生する可能性があります。これが進行すると、インプラントがダメになる原因になり寿命を縮めることにもなります。歯科医院での専門的なクリーニングや検診を受けることで、早期発見と対策が可能となり、インプラントの寿命を延ばすことに繋がります。

ポイント2: 正しいセルフケアの方法

正しいセルフケア

口腔内を清潔に保てるようにセルフケアを正しく行うことは、インプラントを長持ちさせるための基本です。毎日のブラッシングでは、インプラント周辺を丁寧に磨くことが重要です。また、デンタルフロスや歯間ブラシなどの補助清掃器具を活用することで、歯と歯の間の汚れやプラークをしっかり取り除くことが可能です。不適切なセルフケアは、インプラントの寿命を縮める原因になるため、効果的なケア方法を歯科医師や歯科衛生士と相談しながら習得することが大切です。

ポイント3: 生活習慣の見直し

生活習慣の見直し

喫煙や不健康な食生活、過剰なストレスなどは、インプラントの寿命に悪影響を及ぼします。特に喫煙はインプラント周囲組織の血流を悪化させ、インプラント周囲炎のリスクを高めるため、可能であれば禁煙・減煙を目指しましょう。また、バランスのよい食事や十分な睡眠、適度な運動を心がけることで、全身の健康を向上させ、インプラントがダメになるリスクを減らすことができます。

ポイント4: 歯科医師による適切な治療計画

歯科医師による適切な治療計画

インプラント治療後の状態を考慮した歯科医師による適切な治療計画も重要です。治療の際には、精密検査を行って噛み合わせや骨の状態をしっかり確認し、長期間安定して使用できるインプラントを設置してもらうことが大切です。また、定期的に治療計画を見直し、必要に応じて噛み合わせの調整やインプラント周囲のケアを徹底することで、インプラントの寿命を延ばすことが可能です。

インプラントに問題が起きた場合の対処法

早期発見と対応の重要性

インプラント治療後に問題が発生した場合、その兆候を早期に発見し、迅速に対応することが非常に重要です。例えば、インプラント周囲炎や噛み合わせの違和感などが見られた際には、放置すると症状が悪化し、最終的にはインプラントがダメになってしまう可能性があります。痛み、腫れ、出血などの異常を感じた場合は、すぐに相談してください。

 

問題が拡大しないための予防策

インプラントに問題が発生しても、それ以上悪化しないよう適切な予防策を講じることが求められます。一番のポイントは、定期的なメンテナンスを受けることです。定期的な歯科医院でのチェックアップを通じて、小さな異常を早期に発見することが可能になります。また、自宅でのセルフケアも徹底するようにしましょう。正しいブラッシング方法の実践や歯間清掃用具の使用を習慣化することで、インプラント周囲炎や歯周病を防ぎ、インプラントの寿命を延ばすことができます。さらに、喫煙や不規則な生活習慣を見直すことも、インプラントを長持ちさせるためには欠かせません。

 

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インプラントの詳細

 

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