「歯垢(プラーク)と染色液について」上牧町 五位堂 歯科医院
皆さん、こんにちは。かつらぎ歯科医院の歯科衛生士です。
朝晩は涼しくなってきましたが、日中はまだまだ暑い日が続いているので、体調に気を付けてください。
今回は、歯垢(プラーク)と当院のクリーニングで使用している染色液についてお話させていただきます。
歯垢(プラーク)とは
食べ物の残りカスが歯の表面につき、細菌が繁殖したもので歯の表面や歯と歯の間、歯と歯の歯茎の境目に付着している白いネバネバした塊をいいます。
繁殖したたくさんの種類の細菌の中に虫歯や歯周病の原因になる菌が生息しています。
歯垢は水に溶けにくく、歯にしっかりと付着しているため、うがいなどでは簡単に落ちず、歯ブラシや歯間ブラシ、フロスを使用しなければきれいに落とすことはできません。
クリーニング時に使用している染色液はBIOFILM DISCLOSERというものです。
染色液に青色の液が染み込んでおり、赤色と青色の2色に染色されます。
赤色は新しい歯垢(その日に落ちていない汚れ)
青色は古い歯垢(2,3日ずっと落ちていない汚れ)
青く染色された部分が多いと毎日きちんと歯磨きしていても、同じところばかり磨いている可能性や、磨き方に癖がある可能性があります。
(染色時の手順)
①スポンジをピンセットで挟み、歯面に軽く押し当てて塗布。
②染色液を水で軽く洗い流す。
③鏡で染色している部分を確認していただく。
④磨き方の癖や苦手なところの分析をし、アドバイス。
患者様1人1人に合った磨き方、歯ブラシ、必要な補助用具をアドバイスさせていただきますので、何かお困りごとがある方はお気軽にご相談ください。
一緒に虫歯、歯周病予防をしましょう。