舌癖(ぜつへき)とは?
皆様、こんにちは☀
奈良県北葛城郡河合町・香芝市・広陵町・上牧町エリアにある、かつらぎ歯科医院の山口です。
突然ですが、皆さんのお口の中で、いつも舌はどの位置にありますか?
会話や食事をしていない時、例えばテレビや本を見ている時など、リラックスしている状態の時の舌のポジションが、普段舌を置いている位置です。
”上下前歯の裏にくっついている”、”下の前歯の裏側”、”浮いている”など、様々あるかと思います。
実は、舌の本来あるべき位置は、”スポット”と呼ばれる位置です!!
上の写真の白い丸印の部分がスポット、舌の正しい位置です!
①このスポットに舌先を当てて(前歯に舌はつけない)舌を持ち上げた状態を保持して下さい。
②そのまま奥歯で咬んで、唇を閉じてください。
初めは違和感があったり舌がすぐに疲れることがありますが、毎日欠かさずトレーニングしていくと出来るようになります◎
このように、舌の位置や、飲み込むときに舌を突き出し、歯を押すような動きを舌癖(ぜつへき)と言います。
舌癖のある人は、いつも舌が口の中で低い位置や、前方にあり、歯を押しています。
そして、飲み込む時に、さらに強い力で歯を押し出します。
その上、くちびるや、ほほの筋肉の力が弱く、特にいつも口を開けている人は、外側から歯を押さえる力がありません。
私たちは、一日600-1200回、無意識に飲み込む動作(嚥下)をしています。
舌癖のある人は、飲み込むたびに、舌で歯を押していることになります。
そのため、出っ歯になったり、歯と歯の間にすき間があいたり、上下の歯がかみ合わなくなることがあります。
また、話をする時には、そのすき間に舌が入るため、サ行、タ行、ナ行、ラ行などが舌足らずな発音になることもあります。
このように、舌癖があると、歯並びや発音に大きな影響を及ぼします。
舌癖の原因としては、鼻やのどの病気があると、口呼吸をするため、舌がいつも低い位置にあること、舌の裏のひもが短いこと、指しゃぶり、遺伝などがあります。
当医院では、矯正治療で、歯を見るだけではなく、口腔機能の改善・向上も目指し、必要な場合には、舌癖改善トレーニングのご指導・チェックも行っています☻
皆さまのご予約・ご来院、スタッフ一同お待ちしております♧